02/09 収縮と拡散

病猫の介護は、資金や気力や労力を、
1匹だけに収縮させていく作業。
野良保護はその逆で、
より大勢へ拡散させていく作業。
病猫の介護をしてる人たちも、わかってる。
愛猫を見捨ててその力を野良へ充てれば、
いかに大勢が救えるか、ということ。
野良保護をしてる人たちも、わかってる。
1匹あたりに費やす力が足りなくて、
時に病猫を切り捨てねばならない場面もあることを。
収縮型も、拡散型も、どちらも相手を横目で見つつ、
自分のことで手一杯で、手伝えることが何もなくて、
腹の中でこっそりエールを送っていたりする。
もうじきネルユリが旅立つ。
そしたら家のレイアウトを看護用に切り替えるので、
我家はますます収縮型へと傾く。
野良さんへしてあげられることが、
ますます減る。
いつかまた拡散へ向かいたいけど、
はてさて、どうなることやら。
にゃんこはみんな、ミステリー。
こんなにも小さな体で、
こんなにも巨大な存在感。
資金、気力、時間、人の人生のすべてを食いつくしたあげく、
食べてくれてありがとう、と言われてる。
収縮でも拡散でも、どっちでもいいんだ。
根っこは一緒だもんね。
Nous aimons les chats.
(ヌゼモン・ル・シャ/私たちはすべての猫を愛してる)

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