よい里親さん

 よい里親さんとは、どんな里親さんでしょう。
 うちでは愛だけを基準に里親さんを募ります。でも、よい里親さん、の基準は、募集主さんが決めることです。年収や住環境を重視する募集主さんもいます。何を重視するかは保護猫の特性にもよりますし、募集主さんの人それぞれの価値観もあります。
 ここでは、よい里親さんというよりは、避けたい里親さんについてをお話しします。

  

1、里親詐欺

 動物実験業者、毛皮業者、虐待目的、などで猫を欲しがる人々です。これだけは絶対に避けてください。口に出すのも吐き気がする、この世の地獄を味わって虐殺されます。
 以下のことに気をつけてください。

・譲渡を急ぐ人

 仕事が忙しくて明日しか休みがない、などと言い、今日明日中に譲渡したがる人は危険です。詐欺屋が事を急ぎたがるのは、こちらに考える時間を与えないためです。時間をかければ詐欺屋の行動からボロが出やすくなり、詐欺が成功しにくくなるからです。
 猫との暮らしは十年以上にもわたります。たった1、2週間が待てない人は、たとえ本当に仕事が忙しいのだとしても、猫の飼育に向いていません。

・住所氏名を言いたがらない人

 苗字だけ、市名だけしか言わない、プライベートな話をしたがらない、猫をお届けにうかがうのを嫌う、そんな人も危険です。里親詐欺防止のためにも、猫は絶対に家へお届けにあがりましょう。

・家に生活感がない人

 お届けにあがったら、家をよく見てください。里親詐欺屋の中には住所をごまかすため、専用の部屋を借りて猫を届けさせる人もいます。たしかに人が住む部屋なら、暮らしを感じる品々であふれています。

・愛情を感じられない人

 里親さんのお顔をよく見てください。猫との新しい生活が始まるのですから、期待に満ちたお顔のはずです。猫の性格や嗜好について、あれこれ聞きたがるはずです。そうしたものがあまりにもなさすぎる相手は、用心したほうがいいかもしれません。

・妙にビジネスライクな人

 ことにインターネットでの募集では、顔も見えないお付き合いです。何度メールや電話をやりとりしても、とても礼儀正しいのに相手の顔が見えてこない、どんな生活の、どんな気質の人なのかが読めない時は、注意しましょう。何かを隠しているのかもしれません。ご本人がコンプレックスにしている個人的事情ゆえの隠し事ならよいのですが。

 お届けにあがって、すこしでも「おかしいな」と思うことがあったら、猫をお渡ししないで連れて帰りましょう。翌日電話したら回線は不通で、部屋はもぬけのから、なんてことになったら目も当てられません。きついようですが、その猫は、あなたの不注意ゆえに殺されました。

  

2、猫の飼育に向いてない性格

 これについての見解は人それぞれだと思います。里親詐欺の場合とちがって、絶対にいけない里親さんではないので、単なる読み物として流してください。

・責任感の薄い人

 春になると、里親募集市場に猫があふれます。
 野良さんたちが出産するだけでなく、飼い主がイイカゲンゆえ自家繁殖するなど、飼えないのに増やす人がいるからです。そして引越のシーズンなので、転居先では猫が飼えないなどと言い、猫を捨てる人がいるからです。
 避妊去勢の徹底、完全室内飼いなど、譲渡時のお約束をきちんと守る責任感のある人かどうか、観察をこころがけてください。
 終生飼養の守れない人は、論外です。

・気分のムラが態度に出る人

 機嫌のいい時には猫かわいがりするが、機嫌の悪いときには猫へ乱暴な態度をとる方が、時々います。猫はなつきません。そうなると里親さんの愛が薄れますから、猫も人も、幸せな生活はしにくくなります。

・飽きっぽい人

 猫は、たとえ捨てられてなくても自分への関心が薄くなれば、捨てられた、と感じます。仔猫は可愛がるけど大人猫には無関心な方も、時々います。
 猫は口がきけません。「私を見て」と体でアピールするはずです。けれど無関心な相手には通じません。猫は瞳のコミュニケーションすら無視されて、ひっそり傷つき、鬱になります。

 

  

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